メソッド開発者 佐藤康行が語る
「生命の美点」を発見する素晴らしい価値
「究極の美点発見Ⓡプログラム」では、
・【初級編】の「最高の人生の美点発見カリキュラム」
・【中級編】の「最高の意識発見カリキュラム」
この2つのカリキュラムで、あなたの「究極の美点」である「生命の美点」を発見するワークに取り組むことができます。
メソッド開発者の佐藤康行は、あなたの中にある「生命の美点」を、あなたの「内なるダイヤモンド」であり、これこそが「本当の自分」=「真(まこと)の我(われ)」=「真我」と表現しています。
ここでは、佐藤康行の著書『ダイヤモンド・セルフ』から、「生命の美点」発見に取り組む価値を述べた部分を抜粋して紹介します。
これをお読みいただくと、「究極の美点発見?プログラム」で「最高の人生発見カリキュラム」(初級編)と「最高の意識発見カリキュラム」(中級編)に取り組むことで、何が得られ、あなたの人生がどのように好転するのか、そしてそれはなぜなのかが、深く理解できるでしょう
どうぞお読みください。
『ダイヤモンド・セルフ』
心のドクター 佐藤康行
~内なるダイヤモンドの予感~
あなたは今、毎日の生活に張り合いがありますか。
毎日がワクワクして、活力にあふれ、喜びと感動の連続……
そんなあなたには、もしかしたらこの本は必要ないかも知れません。
でも、もしもあなたが今、ふと「むなしさ」や「無気力」を感じることがあるならば、あなたの内なる「ダイヤモンド」を掘り当てるチャンスが、あなたの目の前に訪れているのかも知れません。
仕事も家庭も「人並み」にこなしてきたけど、ふと「本当にこのままでよいのだろうか」と自分に問いかけてしまう……。
自分の天職だと思い、今まで夢中になって取り組んでいた仕事も急に色あせて見え、すぐ疲れてしまい、惰性で時を過ごしている気がする……。
何をやってもつまらない。嫌々重たい気持ちに鞭打って日々の仕事をこなしているけど、楽しくない。喜びがない……。
どうしようもない無気力感というほどのものはないにしても、毎日の仕事を繰り返す中で、ふと「なぜ自分はこんなことを毎日繰り返しているのだろう」と思ったことはないでしょうか。
例えば、仕事がうまくいかずに落ち込む。頑張っているのになかなか認めてもらえず、給料にも満足がいかない。職場の人間関係のイザコザに巻き込まれるのも、それを横目で見ているのもうんざり……。
例えば、主婦をしているけれど、夫は毎日帰りが遅く、疲れて帰ってくるので全然話を聞いてくれない。子どもは何度言ってもいうことを聞かず、心配をかけることばかり……。
仕事や、生活が楽しくない。生きている喜びがない……。
物質的に豊かに見える現代社会の中で、何か満たされないものがある。日々の娯楽や余興で気晴らしができたように感じても、常に何か足りていない。空虚感、渇望感を拭えない。
そんなふうに感じてしまうことはないでしょうか。
そもそも、あなたは何のために生きているのでしょうか。
この問いは「あなたの人生の目的とは何か」「あなたが生まれてきた使命は何か」と言い換えることもできます。
人生の目的を知る、ということは、この先の人生を有意義で、喜びに満ちあふれた人生にするために欠かすことのできないものです。
では、いったいどうすれば「人生の目的」「生きる使命」を見出すことができるのでしょうか。
もしあなたが、このことについて少しでも考えたことがあるならば、その疑問を解決するためには「円満完全な自分」を知るしかありません。
あなたが「円満完全な自分」を知ったとき、あなたは自分の本当の役割がわかり、あなたの人生の最大の目的がわかるのです。
自分は何者で、何のために生きているのか……「円満完全な自分」を明確に知ることは、人生における最大で必要不可欠な課題でもあるのです。
冒頭で、「むなしさ」や「無気力」の状態は「ダイヤモンド」を掘り当てるチャンスだと言いました。その言葉の意味は、「ダイヤモンド」を「円満完全な自分」「より高次の自分」と言い換え、また、「無気力」の状況を、別の角度から客観的に見るとわかります。
あなたが車を運転する人であれば、ギアを入れ替えるときに、歯車が一回はずれてニュートラルになる状態を想像してみて下さい。
つまり、「やる気が起きない」「無気力」「むなしさ」などは、あなたの人生において、より高い次の段階に移行するために通らなくてはならない移行期間なのです。あなたのその心は、今のあなたが移行期間に差し掛かっていることを示唆するバロメーターでもあるのです。
もっとわかりやすい例でお話しましょう。
幼児も成長して小学生になると、幼稚園の頃遊んでいたおもちゃでは楽しくなくなります。そのおもちゃに飽きた時、一瞬、楽しみがなくなり、元気がなくなるわけです。
しかし、客観的に見れば、それは「成長している」ということに他なりません。人が目的を見失ってむなしくなるというのは、ちょうどそのような状態だと言えます。幼稚園の頃に夢中になっていた三輪車に、中学生や高校生になっても乗っているとしたら、そちらのほうがおかしいと思いませんか。
自分の視点だけでは一見マイナスに見えるその状況も、事実は決して悪いことではない可能性が高いのです。むしろ、あなたの潜在意識が、「円満完全な自分」を知るチャンスが訪れていることを、あなた自身へ伝えている信号だと捉えることができるのです。
では、どのようにしたら、「円満完全な自分」を知ることができるのでしょう。
「円満完全な自分」とは、いったい何者なのでしょうか。
結論から言います。
「円満完全な自分」とは、あなたの想像をはるかに超えた、まさにダイヤモンドのように光り輝き、完全で完璧で、そして無限の可能性を持つ、愛にあふれた奇跡の存在なのです。
あなたが、今、自分のすばらしさをどれだけ思ったとしても、それは「本当のあなた」ではありません。
あなたが自分の中にあるダイヤモンドと出会ったとき、その想像を超えたあまりのすばらしさに魂が揺さぶられるような感動を味わい、そして自分のことが何よりも愛せるようになり、その自分を愛せる心が、あらゆる人を愛せる心となるのです。
宝石のダイヤモンドが「自然界からの最大の贈り物」ならば、ダイヤモンド・セルフともいえる「円満完全な自分」は、「宇宙からの最大の贈り物」といえます。
そして、そのあなたの輝く心が、あなたの人生に愛あふれる、ありとあらゆる出来事を引き寄せ、あなたの現実がすばらしい方向にバタバタと音をたてるように変化していき、あなたは人生での本当の役割、生きる使命に導かれていきます。
今はまだ、それがあなた自身の話だとはとても思えないことでしょう。
しかしそれは、あなたの心の奥深いところに埋もれていて見えないだけなのです。
私は、約33年間にわたって、この目で確かめてきました。
誰の心の中にもあるのです。たとえどんな極悪人がいたとしても、その人の心の中にも確実にあります。刑務所で700人以上の重罪を犯した収容者の前で講演をしたこともありますが、この事実を目の前で確かめ、さらに確信を深めました。
誰の中にもこのダイヤモンドがあり、眩(まばゆ)いばかりの完璧なる光を放っています。そして、普通の生活をしている方には、およそ想像もできないくらいの悲惨な出来事を経験し、心に大きな傷を負った人、自分自身も他人も愛せない人、ありとあらゆる状況にある何万人もの人々が、そのすばらしい自分に出会う姿を、私はこの目で確かめてきました。
このサイトでは、「円満完全な自分」を発見する方法、あなたがあなたの中に眠るダイヤモンドの存在を知り、そして、その埋もれたダイヤモンドを掘り当て、そのダイヤモンドの輝きを人生に生かす方法についてシンプルにまとめました。
人類誕生以来、ただ一人のあなた。
世界80億人の中で、ただ一人のあなた。
この神秘がすべてあなたの心の奥に内在している
その奇跡の自分に出会う。
これがテーマです。
では、あなたの内なるダイヤモンドを発掘しに、出かけましょう。
「あなたの中の最高のダイヤモンドをあなたにプレゼントします。」
1.あなたに起きていること
~現実に目を向ける~
①例外なき、ひとつの法則
この世の仕組みはシンプルです。
この世で起きていること、また、あなた自身に起きていることは、実はたった一つのシンプルな法則で説明できるのです。
あなたが今、お金のことで悩んでいようと、
人間関係で悩んでいようと、
夫婦関係で悩んでいようと、
親子の確執に悩んでいようと、
子どもの教育で頭を抱えていようと、
仕事の壁に当たっていようと、
むなしさを抱えていようと、
鬱(うつ)や、引きこもりや、健康の悩みも、
全部、たった一つの法則によって起きているのです。
その唯一の法則とは、「原因と結果の法則」というものです。
つまり、今、あなたに起きていることはすべて何かの「結果」であるということ、そして「結果」があるということは、そこには必ず「原因」がある、ということです。「原因」のない「結果」は存在しません。
ですから、あなたが、今何に悩んでいようと、どんな状況が目の前にあろうと、それは、すべてはこの法則によって起きた結果なのです。
では、今あなたに起きているあらゆることの原因は何なのでしょうか。
それは、あなたの「心」です。
あなたの「心」が、すべての原因となって、あなたの目の前に結果となって現れているのです。
しかし、いきなり「原因は心」と言われても、ピンとこないかもしれません。
では、「心」と「現状(悩み)」の因果関係を、少し違った角度からお話ししていきましょう。
②あなたの心が作り出す世界
仮に今、一見して人相の悪い人が目の前に現れたら、あなたはどう思うでしょうか。「この人は怖い人かもしれない」と思うはずです。しかし、その人のことをよく知っていて、彼はとても気の優しい、よい人だとわかっていたら、怖い人だとは思わないはずです。
このように、人を見るときも、自分の価値観でしか見ることができないのです。つまり、その人の真実がそこに存在しているのではなく、その人をそのように評価している自分の心があるだけなのです。
また、散歩していて向こうから犬を連れた人がやってきたとします。すると、犬はつながれているにもかかわらず、恐怖感を抱く人がいます。もし仮に以前、犬に噛まれた経験があれば、恐れを感じて当然でしょう。反対に犬好きの人は、かわいいと感じ、寄っていって飼い主に名前を聞いたり、さらには犬にまで話しかけたりします。
同じ出来事、同じ現象を見ているはずなのに、見えている世界も違えば、それに対する反応もまったく正反対です。このことはあらゆる出来事において成り立ちます。
つまり、外で起きていることには、それ自体として固定された意味はないのです。その意味はあなたの心が決めているからです。どんな出来事であれ、外に起きたことで嫌な気持ちや、責める気持ちになったとしたら、そう思う自分の心が現象面に映し出されているのです。
たとえるならば、私たちの目の前に起きるあらゆる現象は、映画館のスクリーンに映し出された映像のようなものなのです。そしてフィルムにあたるのが、私たちの心です。
映画を観ている時、気に入らない場面があったからといって、舞台に上がっていってスクリーンに映った映像に手をつけても、映像は変わりません。でも、後ろを振り向いて、映写機の中にあるフィルムを変えたら、一瞬で変わるのです。
③人間は記憶の塊(かたまり)である
あなたの心は記憶でできている
心を映画のフィルムにたとえました。では、その心とは何でできているのでしょうか。
この問いかけに対し、私は「心は記憶でできている」と答えます。
私たちは生まれてから、多くの人間関係の中で経験を重ねながら生きてきたはずです。
親、兄弟姉妹、学校の先生、友達、そして社会に出てから出会った人々など、関わった人は相当な数になると思います。そして、その人たちとの関りを通して、嬉しかったこと、悲しかったこと、楽しかったこと、だまされたこと、ほめられたこと、辛かったこと、痛かったことなど、無数の出来事の記憶があるはずです。
ここで言う記憶は、たとえば学校の試験のために勉強した知識の記憶も含まれますが、むしろ、試験でよい点をとり、親や先生にほめられた「プラス」と思えるような記憶や、赤点をとってしまい「ちゃんと勉強しなさい!」と叱られた「マイナス」と思える記憶など、感情が湧き上がる記憶のほうが重要です。
実は、あなたの中にはこれら無数のプラスそしてマイナスの記憶がすべて保存されているのです。そして、出来事を捉える際の基準となっているのです。
人間は記憶でできている
さらに言えば、私は人間そのものが「記憶でできている」と捉えています。
もちろん、「細胞からできている」「遺伝子からできている」など、物理的な捉え方は多数あり、それらはすべて正しいのでしょうが、それらを包括するかたちで私は「人間は記憶からできている」と答えます。
あなたは「オギャア」とこの世に誕生した時、すでにおじいさん、おばあさん、そして、お父さん、お母さんに顔が似ていたり、性格が似ていたり、また、同じような病気になる可能性を秘めて生まれてきています。
つまりそれは、あなたの先祖からの記憶が、遺伝子によって引き継がれている証拠です。あなたの顔も、性格の一部も、ご先祖様から引き継がれた遺伝子の記憶なのです。実は生まれた時点で、ゼロスタートではなく、すでに膨大な記憶を背負っているのです。
また、魂の世界では、仮に前世があるとすれば、その記憶も明らかに影響を受けて生まれてきています。
このように私たちは、遺伝子からと前世からの記憶が折り重なって生まれ、生まれてからは無数の人々との関係の中で多くの経験を重ね、それらすべてを記憶として蓄積しているのです。
そして、この記憶が、スクリーンに映像を映し出しているフィルムなのです。
④「円満完全な自分」とは
幸運・不運すらもすべてあなたの心の反映
あなたの周囲には、何をやってもトントン拍子にうまくいく人と、逆に、何をやってもすべて裏目に出てしまい、なぜかうまくいかない人がいないでしょうか。
そういう人を私たちはよく「あの人は運がいいんだ」とか「あいつはホントにツイてないな。運が悪いよな」といった言葉で片付けたりします。
でも、よく考えてみてください。
「運がよい」「運が悪い」ということは、表現を変えれば「よくわからない」ということです。
「よくわからないけど、あの人はうまくいく…」
「よくわからないけど、失敗ばかり…」
よくわからないから、「運」というよくわからないものを持ち出して、うやむやにしているのです。
そして、「運がよい」「運が悪い」と言って、それ以上突き詰めないようなことにも、間違いなく原因があり、その原因とは、「心」なのです。
心には引力があり、本人はまったく意識をしていなくても、よい運を引き寄せる力や、悪い運を引き寄せる力が働いています。
私たちは何をしていても、必ず何らかの心が反応しており、その心が、言葉となり、顔つきとなり、行動となり、そして運命となって跳ね返ってくるのです。
幸運や不運という「結果」も、その人の心という「原因」が発した言葉や態度、そして行動が、周囲の人々や環境に知らないうちに大きな影響を与え、その人々の反応が直接、間接に本人へと返ってきているのです。
「円満完全な自分」の存在
心が原因となっているのは、「運」だけにとどまりません。実は、あなたの目の前に展開している世界、あなたが見て、感じて、経験している現実すべての原因があなたの心なのです。
現在のあなたがどのような状態にあるとしても、それは時代のせいでも、他人のせいでもありません。
このことは、にわかに受け入れがたい話かもしれません。
「明らかに、あの人のせいでトラブルに巻き込まれたのに、どうしてその原因が「自分の心」に原因があるというんだ」
「自分は一切悪くないのに、どうして……」
「そもそも私がこういう性格になったのは、あの親に育てられたからじゃないのか」
「どう考えても、こんな結果を自分の心で望んだ覚えはない……」
自分の心が原因だったとして、好んで嫌な思いをするはずがありません。嫌な状況の原因が例外なく自分の心だと言われても、当然、受け入れがたいでしょう。
しかし、その原因である心の仕組みを理解すれば、このことがまぎれもない事実であることが明らかになります。
あなたが意識している心は、実は非常に表面的な浅い部分の心です。この心は、あなたの目の前の結果に対してさほど大きな影響は与えません。実は、あなたの心のもっと深い部分に、あなたの状況の本当の原因があるのです。
この部分は、普段の自分では意識することが難しいのですが、ほんのわずかなきっかけで、容易に表出します。これが、様々な出来事の根本原因となっていて、あなたの目に映る世界を作り出しているのです。
ここまでの話は、まだ地表からわずかに掘り下げただけの、ほんの表層に過ぎません。その最も深い部分に、これまた例外なく存在する「心」があります。それこそが、これからその見つけ方をお伝えする「円満完全な自分」の存在なのです。
後から付け加えられた知識、価値観から見た自分ではない、もともとある「円満完全な自分」があなたの中には確実に存在しています。
この存在を理解するためには、「心」というものの仕組みを理解する必要があります。
この「心」とは、他でもない、あなた自身の心のことです。
確実に、間違えずに、ダイヤモンドにたどり着くためにも、次章からゆっくりと、この「心」の仕組みについて掘り下げていきましょう。